対外開放の戦略転換 4
時の市長・江道函氏は、いまも上海市政府の経済顧問として、この開発計画に大きなかかわりを持ち続けています。
この計画は次の江沢民市長、そして朱鎗基市長にと、引き継がれてきたのです。
上海市民と浦東開発国家プロジェクトである浦東開発も上海市民の目から見れば、わが町・上海の身近な都市開発計画として映ります。
旧市街地の市民が抱える住宅難、交通難、都市ガス難など、3重苦、4重苦の課題がこの開発計画によっていかに良くなるのか市民の関心は高いです。
「政治に死ぬ北京人、算盤に死ぬ上海人」といわれる上海人の真の協力を得ていくことは開発計画の推進に欠かせない条件です。
地元資金の調達のひとつとして考えているのは、市民の「タンス預金」です。
90年末の上海市の個人預金残高は252億2000万元余りに達しています。
これを建設債などの形で引き出すためには、市民の算盤に見合う形で生活条件の改善度を示していかなければなりません。