神経細胞とふつうの細胞の違い 2
からだのどこかに傷ができたとしよう。
ちょっとした傷ならほうっておいても自然にふさがってしまう。
また、手術をして内臓を縫い合わせても、その部分は時がたつとくっついてしまう。このようにふつうの細胞は、何歳になっても、分裂して増えていくことができる。
ところが、神経細胞は一度数が決まったら増えないのだ。あとは減ったり、小さくなったりしていくだけなのである。事故などで神経細胞の一部が死ぬと、そこが担っていた機能が低下してしまうこともある。だから脳はからだの中でも特に大切にしなければならない臓器なのである。
もっとも、ふつうは神経細胞は90年は生きるといわれている。ただ、老化とともに徐々に減っていくのは避けられない。海馬の神経細胞などは、40歳を過ぎると10年間に5%ずつ減っていくと考えられている。